地雷探知用複合センサの研究開発(地下電磁計測ワークショップ)
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概要
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最大周波数4GHzの周波数ステップ方式GPR(電磁波レーダ)とアクティブ差動方式のMD(金属探知機)を複合(融合)した高性能な地雷探知用センサを開発した。一般的に対人地雷はサイズが小さく筐体も非金属の樹脂製のものが多い。そのため、対人地雷を失探することなく探知するためには、探知分解能の高いGPRと信管などの微小金属を探知する高感度のMDが必要になる。さらに、計測ではGPRとMDの探知結果を同時に得ることが地雷埋設位置を特定する上で重要である。このためにGPRとMDを同心に配置し、計測結果をリアルタイムに表示することにより実現した。本報では、周波数ステップ方式4GHzGPRとアクティブ作動方式MDの機械的複合方法および信号処理技術を中心に述べる。最後に、3種類の模擬地雷(PMN-2, TYPE72, M14)を用いた従来式の2GHz GPR単独センサとの性能比較実験の結果について述べ、地雷探知システムAMS(Advanced Mine Sweeper)へ装備した状況を紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-10-18
著者
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北川 文久
三井造船株式会社
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岡 富士男
三井造船株式会社玉野事業所
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上牟田 千尋
三井造船株式会社玉野事業所
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青森 直人
三井造船株式会社玉野事業所
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坂本 義行
三井造船株式会社玉野事業所
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検見崎 徹
三井造船株式会社
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三隅 成人
三井造船株式会社玉野事業所