アンテナ一体型無線設備の高精度簡易測定方法に関する検討 : スフェリカルポジショナによる放射電力の測定(その1)

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概要

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近年、携帯型端末の急速な普及に伴い、アンテナ一体型の無線機器のアンテナから直接輻射される電力を測定する放射測定法が、第97回電気通信技術審議会において答申された。しかし、その測定法はIEC測定法を考慮したものであり、比較的大きな試験場を必要とすることから測定に係る制約が大きく、時間及び費用負担も莫大となる。本稿では800MHz帯から準マイクロ波帯で使用されるハンディサイズのアンテナ一体型無線設備を対象とし、これら無線設備を高精度で簡便且つ安価に測定する方法について報告する。筆者らは、小規模な設置空間で簡易に高精度な測定が期待できるスフェリカルポジショナを試作し、電波暗室における3m法と最大実効輻射電力の測定結果を比較することにより、その有効性を検証した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-07-18

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