手のメンタルローテーション課題における被験者自身の手の状態の影響(「手」及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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手を表す視覚刺激を用いたメンタルローテーション課題において、物体や文字等を用いる場合と異なり、反応時間が実際の手の運動制約に即し、被験者自身の手の状態の影響を受けることが知られている。しかし、手のメンタルローテーション課題は刺激だけでなく左右同定判断を求めるという点が、異動判断を求める通常のメンタルローテーション課題と異なる。本研究では反応に左右という点でより中立な「声」を用いた上で異同判断の形態においても手の状態の影響が見られることを確認した。すなわち、この種の課題において被験者自身の手の状態の影響が見られるのは、反応方法や判断の形態によるのではなく、手の刺激を用いているという部分に負うところが大きいと思われる。
- 2005-10-13
著者
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