インダクタの磁気飽和によるノイズ対策への影響
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概要
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デジタル機器から伝導するノイズ対策において、ノイズ対策部品を使用する場合があるが、ノイズ対策部品のうちインダクタ型の場合、通電電流によってインダクタの磁性体が磁気飽和状態となりインダクタのインピーダンスが低下する場合がある。インダクタの磁気飽和によるノイズ対策効果への影響を調査するため、ノイズ対策インダクタの通電電流とインピーダンスの変化を測定するとともに、間欠的に電流が流れる回路にインダクタを実装した場合のノイズレベル変動を測定した。その結果ノイズ測定におけるノイズのピークレベルが短期に変動する要因として、電源に実装されたインダクタの磁気飽和によるインピーダンス低下の影響であることを確認したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-07-11