関係湿度の Pegomyia bicolor sapporensis Kato による mine の形状に及ぼす影響に就いて
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概要
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双翅目幼虫によるmineの形状が, その環境要素の影響により変化し得る事は考えられる.ただしこれに関する文献は少なく, 筆者はE. M. Hering博士の"Pegomyia nigritarsis Zett.が, 本来はblotch mineをつくるにかかわらず, 乾燥期にはlinear mineをつくることがある"との簡単な報告以外には, 他に同様な研究のなされたことを知らない.筆者はPegomyia bicolor sapporensis Katoにつき1957年より3年間, 毎年春及び秋, 本種の幼虫のつくるmineの形が関係湿度によりいかなる影響を受けるかにつき, 鳥取県立八頭高等学校実験室において実験, 観察を行つた.なお本種は当地方においては主に5月及び11月その幼虫が出現し, スイバ(Rumex acetosa L.)及びギシギシ(Rumex japonicus Meisn.)等に潜葉し, その葉肉の大部分を食してblotch mineをつくる.冬及び夏は蛹で越し, 年2世代を経る.なお幼虫は昼夜の別なく摂食するが, 朝はその量少なく夜は多いようである.
- 1961-09-30
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