8. X 線間接撮影用フィルム処理における小型自動現像機の問題点(撮影技術-フィルム・他)
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概要
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表1の様にミラーカメラ間接撮影、つまり胸部X線間接撮影用フィルムであるFUJI FXでは平均階調度でみると、小型自動現像機では大型自動現像機のじつに1/2のコントラストしか得られていない。この原因はC保健所以外の自動現像機の現像時間(現像漕通過時間実測値)が同一ということを考慮すると、やはり現像液量によると思われる。つまり小型自動現像機では大型自動現像機で得られる良好なコントラストを持ったX線写真は、特に胸部X線間接写真において得られないということである。それでは、FXとSFII・Aでの差をどう見るのかということであるが、FXは210sec以上の長時間処理の必要なフィルムであり、SFII・Aは90sec処理も可能なフィルムである。この様な短時間処理も想定した特性がSFII・Aでの現像特性差を少なくしていると思われる。
- 公益社団法人日本放射線技術学会の論文
- 1994-02-01
著者
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