167. 上部消化管動態診断の立場からみた VTR 併用スクリーニング法とスポットチャンスの関係について(造影撮影-2 胃 (2))

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概要

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UGIスクリーニング検査において、透視像のVTRによる動画を検査の主体としてスチル撮影を併用したと考えた場合、(1)録画像は、食道の形態の変化、性状の分析に役立つ。(2)病変出現が短時間であっても、透視中認められた場合は録画を主体とし、スチル撮影を省略し得る。(3)病変は撮影方向により、必ずしも表現されるとは限らない。以上により、VTR画像によって動態の説明がし易く、病変のスポットチャンスを総て捉えることができる為、その適否を容易に得られる。また、術者は被検者への被曝を考慮して、VTRによる記録の確信のもとに、スチル撮影断念のタイミングを得られる。従って、スチルフィルムの静止画に対して、動画である透視情報を充分活用することが重要と考える。
公益社団法人日本放射線技術学会の論文
1992-08-01

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