250. 被曝線量の測定に対する一考察(放射線管理被曝管理-2)

概要

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(1)X線発生装置を使用して校正したところ、^<60>Co校正した時のような再現性の高い良好な結果が得られた。(2)X線発生装置による校正では、校正に係るファクターが少なく、精度の高い結果が得られた。X線で校正する場合、トレーサビリティにのった線量計を使用するため、散乱線や管球の機械的な変動は校正係数の中に全て含まれる。補正係数が少なければ、それに伴う誤差も減るため精度は上がる1素子1プローブで精度を上げようと試みた我々にとってTLDのエネルギー補正係数など1素子ごとに作成することはできない。以上のようなことを総合的に考慮すると、各施設ごとの機械的な因子実験上、使用するエネルギーによる特性までもが全て考慮できる点がX線による校正の大きな利点である。
公益社団法人日本放射線技術学会の論文
1994-08-01