2.ヘリカルCTシステムの技術的問題点 : 性能評価と実際の運用(螺旋CTスキャンの技術的諸問題)
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概要
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ヘリカルスキャン法は従来のスキャン法と異なり, 連続回転スキャンを行いながら患者寝台を一定速度で移動させる手法である.ヘリカルスキャン法には従来法にはない特有な設定パラメータが存在する.これらの設定により画像の特徴は大きく変化することとなり, 診断目的に適した画像になるし, 逆に, 適さない画像になる場合もある.精密検査が目的のヘリカルスキャンでは実効スライス厚の増加を極力抑える設定が必要である.肺野等のスクリーニングが目的のスキャンでは, 病巣のコントラストの低下を抑えつつ, 短時間で広範囲のスキャンが必要である.我々は検査の目的に応じて設定パラメータの決定を行うべきである.ヘリカルスキャンでは「体軸方向の空間分解能」「実効スライス厚」「スライスの形状」さらには「寝台の移動速度の精度」について積極的に評価を行っていく必要がある.本レポートでは, これらの評価方法についても言及する.
- 1996-03-01
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