AN ANALYSIS OF LUNG DENSITY AND THE DOSE CORRECTION METHOD

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概要

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• 放射線治療計画の不確実な要素の一つに患者体内の組織の不均等性が挙げられる。照射容積内における肺のごとく内部臓器の組織の不均一は放射線治療において常に遭遇することである。ICRUの報告書や既版の資料によれば、肺の密度は0.3gm/cmである。しかしながら,肺の密度はそれぞれの患者ごとに異なっている筈である。今までに報告されている体内組織の不均一に対する線量計算の処理方法の中で、合理的で正確とされている方法は複雑である。市販されている治療計画システムでは組織不均一の補正計算法は比較的簡単な方法が用いられている。本論文では,現有する治療計画用の組織不均一補正計算システムの能力範囲を利用して日常業務にしようするうえでの肺の密度をどのように考慮するかについて検討した。肺の密度範囲を包含できると考えられる低密度物質を試料としてそれらの密度とCT値の関係,およびこれらの物質のコバルトγ線および6MV X線に対する吸収を求め肺の代用ファントムとしての可能性を確認した。肺腫瘍患者4名についてX線写真上での腫瘍部および健常部の密度分布を求めた。CT像から照射領域内における平均の肺密度を基にした線量計算値,画素ごとに密度を求めて計算した値の比較をした結果,最大の差は2.7%であった。

著者

• Ueda Toshio

  Department Of Chemistry Faculty Of Sciences Kobe University

• Ueda Toshio

  Department Of Radiation Therpy Aichi Cancer Center Hospital

• takahasi kazuhiro

  kanematu Electoronic Ltd.

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