頭部拡散強調画像における高いb値の有用性に関する検討
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概要
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頭部拡散強調画像は,脳梗塞を疑われる患者の病態を把握する場合に,有効な手段として広く臨床に応用されている.従来の磁気共鳴画像(MRI)装置では,撮影時に印加する拡散強調用傾斜磁場のb値は,1000s/mm^2程度が上限であったが,今回当院に,より高いb値の設定可能な装置が導入されたので,われわれは,高いb値の拡散強調画像が脳梗塞を描出する場合の有用性について検討した.また,脳梗塞領域における見かけ上の拡散係数(ADC : apparent diffusion coefficient)の正常部位に対する低下が,脳梗塞の病態把握の指標とされているが,高いb値を設定しても有用な指標となり得るか検討した.
- 公益社団法人日本放射線技術学会の論文
- 2004-08-20
著者
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