電氣點熔接々手の耐蝕性
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概要
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電氣點熔接々手の腐蝕試驗を人工海水, 促進腐蝕液又は大氣中に試驗を行ひ機械的性質の劣下を見た。點熔接を施した材料は航空機材料として多量使用されてゐる超デュラルミン竝に合せ超デュラルミン鈑を使用した。實驗には前記腐蝕液に浸漬する前, 鈑の表面處理を種々變へた。即ち熔接後陽極處理を行ひ電氣防蝕せるもの, 鈑を陽極處理電氣防蝕後點熔接部のみ研磨して點熔接せるもの, 及び鈑の表面處理を施さざるものに付いて行つた結果, 合せ超デュラルミン鈑では殆ど腐蝕液による低下はないが, 超デュラルミン鈑の場合は相當低下する。勿論表面處理の如何による變化も超デュラルミンの場合には顯著に出て來る。點熔接々手の場合には耐蝕性の見地よりしても合せ超デュラルミンを使用すべきことが解つた。
- 社団法人溶接学会の論文
- 1942-03-25