II-2 石油タンクの損傷とその対策(II 各種構造物の損傷とその防止対策)(溶接構造の損傷とその防止)
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概要
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現在, 我が国には約10万基の危険物屋外貯蔵所があり, 石油備蓄の必要性もあって, その数は増加の傾向が見られ, 規模も大型化している。大型石油タンクの損傷による油の流出は周囲に多大な被害をもたらすことは過去の事例を見るまでもない。本報は石油タンクの漏油事故のうち破壊による事例を紹介し, その傾向について説明し, さらに各部位の強度と破損防止対策例を示したものである。強度については一般的傾向として溶接継手部からの破壊によるものが多いため, 溶接継手部, 特にアニュラープレートと側板とのT型継手部に関して重点的に述べた。
- 社団法人溶接学会の論文
- 1983-06-05