建築構造用鋼材の溶接用CCT図(エンジニアリングデータシート)
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概要
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溶接用CCT図は,溶接熱影響部のミクロ組織(硬さ)を冷却速度との関係で示したもので,それらのデータをベースに溶接部の低温割れ感受性や靭性をある程度予測することができる.最近,溶接部の靭性への関心が高まっている建築分野では,SMAWやCO_2溶接といった小入塾溶接に加えてエレクトロスラグ溶接のような超大入塾溶接部についても靭性が求められており,溶接用CCT図は,こうした溶接熱影響部のミクロ組織とその結果として靭性の推定に役立っている.ここでは,500N/mm^2級建築構造用鋼材として用いられるSN490C鋼およびTMCP355C鋼の溶接用CCT図を示すとともに,それらの差異による靭性への影響を紹介する.
- 2003-10-05
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