沖縄本島および石垣島における貯穀害虫およびその天敵相
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概要
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沖縄本島および石垣島において, 貯穀害虫とその天敵類の種類相を明らかにするために, トラップ等を用いた採集調査を行った.その結果5目にわたる24種の昆虫類が貯穀環境で得られた.そのうち貯穀害虫の天敵であるケブカサシガメPergrinator biannulipes Montrouzier et Signoretおよびコメグラサシガメ(和名新称)Amphibolus venator Klugの2種は, 日本からは新記録となる.これらはタイ米の輸入の際にタイより沖縄県へ侵入したものであると考えられるが, いずれも大型で捕食量も多いと思われることから, 有望な天敵として期待される.
- 日本昆虫学会の論文
- 2001-09-25