自動車の環境認識の課題
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概要
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自動車は移動に関して時間,場所,利用者の自由度が高く,出発地から目的地までのトータルで考えると大変効率が良く,社会生活の高度化に大いに貢献している.しかし,その台数の増加に伴い交通事故,渋滞,排気ガスなどの社会問題が発生している.自動車に高度な知能を持たせ,運転を支援したり,自動化することにより,安全で,円滑で,環境に調和した自動車交通を実現することを目標に,自動車交通の知能化システム(ITS:Intelligent Transportation Systems)が活発に研究開発されている.高度なITSを実現する上で鍵となる技術が環境認識である.自動車の環境認識は自然環境の下で複雑で多様な対象をリアルタイムに認識しなければならない.そのため実用化には克服すべき課題が多い.自動車の環境認識の現状,問題点,解決の方向について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05