マルチメディア共同利用実験の現状と課題
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概要
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NII,インタネット,VODなど,マルチメディアに関連する話題が各方面で取り上げられている.マルチメディアが,もはや将来の夢物語ではなく,我々の日常生活における現実の問題となりつつある現れである.NTTは,このような動向を睨み,将来のマルチメディア通信の利用方法を探ることを主目的に,広く参加者を募り,1994年秋からマルチメディア共同利用実験を開始している.将来のマルチメディア時代において,電話,コンピュータ通信,放送等のあらゆるコミュニケーションがデジタル化という観点で融合する形態を先行して実現する,実験参加者とNTTの共同トライアルである.この利用実験の数々の成果が,将来根付いていくためには,マルチメディア通信の需要に対応した機能を備えたネットワークインフラの整備を進めていかなければならない.今後,実験の各段階において,ユーザ動向等を様々な角度から分析し,マルチメディア通信への需要を明確化していくことが重要である.本稿では,まず,マルチメディア共同利用実験について紹介する.さらに,実験企画段階での参加プロジェクトの傾向を分析するとともに,現時点での実験推進に伴う諸課題について言及する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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