無線端末の対等分散制御による端末間パケット通信
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概要
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現在サービスの行なわれている無線通信は,ある2地点間で通信を行う際,携帯電話機器等の無線端末を持ち合わせた場合でも,無線基地同等のネットワーク設備がないところでは通信を行うことは不可能である.しかし,無線端末を持ちあわせることで通信が可能であれば,閉じたグループ内での通信を外に持ち出しそのまま使用することができると考えられる.ここでは,ネットワーク設備から解放された形での無線端末のみの通信の実現を目的とする.無線基地局に依存しない通信を行うには,無線端末個々の分散制御により通信を処理し,無線端末はすべて対等な立場となる.このような無線端末の対等分散制御を用いた通信を行うことを考える.本稿では,通信を行う際の通信要求を単一パケットにて相手先に伝える動作,及び双方向通信を行う必要のないパケット情報の送出のみの通信に関して検討を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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大石 哲矢
早稲田大学理工学部電子通信学科
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中西 理人
早稲田大学理工学部電子通信学科
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小畑 和則
早稲田大学理工学部電子通信学科
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綾木 隆弘
早稲田大学理工学部電子通信学科
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宮永 英義
早稲田大学理工学部電子通信学科
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