ワイヤレスカードシステムの実用検討例(その3) : 工場における物流管理・入退室管理システム
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概要
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ワイヤレスカードの歴史は、1950年代にヨーロッパで畜産分野にはじめて開発されて以来1981年にドイツの自動車工場組立ラインで実用化されFA用途のアプリケーションとシステム開発が進められてきた。 日本では、1980年代後半よりFA市場を中心に用途開発がスタートし、特に自動車製造ラインの変種変量生産システムに不可欠な自動認識(Automatic Indentification)システムとして加工/組立工程に数多く納入され情物の一体化が実現されている。 一方、l990年のバブル崩壊を転機として日本の産業構造は情報化社会への変革がこれから急速に進むものと思われる。情報化社会ではCSを第一とした適量生産、適量消費の社会となり、販売・サービスのPOS (販売時点の情報管理)化と製造のPOP(生産時点の情報管理)化がますます重要となる。 本講ではワイヤレスカードの実用例として 工場における物流管理 ・自動車生産ラインへの適用事例 入退室管理システム ・スキー場リフト券への応用事例 を中心に述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13