非対称無線システムによるWWW無線情報配送システムの検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来、移動通信は音声等の様に上りチャネルと下りチャネルの情報量が等しいシステムの検討や構築がされてきた。しかし、現在、コンピュータ通信とテレコム通信の融合化が進み、そのことにより移動通信でも、マルチメディア通信をサポートするシステムが検討されている。動画像や静止画像、テキストファイルを無線で送信するような、アプリケーションでは上りチャネルは情報の要求が主であり、下りは要求された情報の配送がトラヒックの大部分を占めると考えられる。このようなシステムでは、上りチャネルは共通チャネルによるランダムアクセスが適している。本検討では、ランダムアクセスにより情報を要求し、配送してもらうサービスに適している、WWWのアプリケーションを、PHS回線のランダムアクセスによるパケット送信を用い下りチャネルに10Mbpsの無線チャネルを用いたシステムで構築することを想定する。そして、システムの遅延特性をシミュレーションにより明らかにする。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
関連論文
- DS-CDMAシステムにおける初期同期確立時間の理論解析
- TDMを用いたマルチメディア無線通信システムの特性解析
- 非対称伝送路に適するトランスポートプロトコルの検討
- 非対称無線システムによるWWW無線情報配送システムの検討
- 非対称無線システムによるWWW無線情報配送システムの検討
- TDDによる無線情報配送システムのブロッキング特性
- TDDによる無線情報配送システムの遅延特性