ソフトウェアの耐タンパー化技術
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概要
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コンピュータの普及に伴って、あらゆるソフトウェアプログラムは様々な脅威にさらされるようになった。多くのユーザーがコンピュータソフトウェアを活用する機会が増え、コミュニケーションツールとして広域ネットワークを利用する機会も多くなってきた。それに伴い、情報セキュリティや、クラックに堅牢なシステムへの関心は日増しに高くなっている。 また、将来有望視されているソフトウェア抗体などのエージェントは、その機構ゆえに常にクラッカー達の標的となりやすい。ソフトウェア抗体の研究などにおいては、抗体機構の悪用をどう防ぐかという問題が根底に存在する. そのため、近年、ソフトウェアプログラムの機密保持、不正利用の阻止に関する技術に対して大きな関心が持たれ、ソフトウェアの耐タンパー化技術に対する要求は大きい。 本稿では、ソフトウェアの耐タンパー化技術の基礎的な事柄についていくつか述べ、ソフトウェアプログラムの耐タンパー化の技術的課題について考察する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13