カラープラズマディスプレイの生産技術動向
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
米国がディジタル方式の地上波放送を1998年半ばより開始することが決まり、いよいよディジタルTVの本格的拡大が加速されようとしている。又、社会の高度情報化に伴い、マンマシンインターフェースとしてのディスプレイの果たすべき役割は益々重要性を増し、表示容量の増大、高画質化が望まれ、より大型で薄型軽量の直視型フラットディスプレイの実現が待たれている。 その第一候補に上げられる大型カラープラズマディスプレイ(PDP)は、95年以降国内外の大手メーカーがその事業化・大型設備投資を発表し、97年はその事業化としての第一歩を踏み出した年といえる。しかし、現在のPDPには、表示品質の課題もさることながら、コスト面でも、当初の「1万円/インチ」という目標も見直しが必要と言われ、更なるコストダウンのシナリオが求められている。この様な環境下の中で、本稿ではPDPパネル本体に絞り、その品質・コストに求められる生産技術的ポイントを指摘すると共に、今後のパネル生産技術の課題と期待について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13