ピラノースオキシダーゼを用いたアンペロメトリックバイオセンシング
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
固定化酵素とフローインジェクションカロリメトリーとを組み合わせたバイオセンシングは検出原理上、普遍性に富み広範囲に及ぶ計測的応用が期待される。例えば、酵素触媒活性のモニタリングは、医療計測における診断と治療に、工業的規模での酵素の生産プロセスや精製プロセスでの注目画分の特定化等、独自の特性を発揮できる。被計測試料が光学的に不透明であっても、懸濁液の状態でも適用可能という特長を活かせるからである。演者らは、フローカロリメトリックバイオセンシングに関する一連の研究において、α-アミラーゼの直接的活性計測法を報告した。カロリメトリーの妥当性を検討する立場から引き続き、アンペロメロメトリーに基づく検討も開始し、まずはピラノースオキシダーゼ(PROD)を検出酵素(indicator enzyme)とする複合酵素系を想定した。[numerical formula](1) [numerical formula](2) [numerical formula] (3) そこでPRODの固定化膜と酸素電極とからなる酵素センサシステムを構築し、その基礎特性を報告した。さらに、この酵素膜の安定性について、検討を重ねた結果グルコースセンサとしての適用性が認められたので、ここに報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
-
佐藤 生男
神奈川工科大学
-
佐藤 生男
神奈川工科大 工 応用化
-
佐藤 生男
神奈川工科大 工
-
大木 正俊
東邦大, 理, 生物分子
-
佐藤 高遠
神奈川工科大, 工, 応用化
-
大木 正俊
神奈川工科大学 工学部 応用化学科
-
佐藤 高遠
神奈川工科大 工 応用化
-
大木 正俊
東邦大 理 生物分子
関連論文
- 新規モノリスシリカカラムの開発と酵素固定化担体への適用
- 固定化チロシナーゼを用いたチロシナーゼ阻害物質の評価
- 2010年電気化学秋季大会を迎えて
- Coriolus versicolor由来のピラノースオキシダーゼを用いたグルコースセンサの特性
- ピラノースオキシダーゼを用いたアンペロメトリックバイオセンシング
- 水質
- アポ酵素素子を用いた重金属イオンの微量計測
- '97年電気化学秋季大会報告