ONU用高耐圧・高サージ耐量雷サージ防護素子
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概要
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新光アクセスシステムでは, 光ファイバをユーザ宅直近の柱上まで設置し, 柱上のONUと各ユーザとをメタリック通信ケーブルで接続する。ONUは商用電源を使用するため, 雷サージは通信ケーブルからばかりでなく, 電源ラインからも侵入する。そのため, 電源系に雷サージ防護素子を必要とするが, この素子は安全規格 (IEC950) の観点から, 高耐圧が要求される。高耐圧雷サージ防護素子としては,ー般に避雷管が使用されているが, 避雷管は立ち上がりの速い雷サージが入力されると, 放電開始電庄が高くなるため (V-t特性) , 電源回路の高耐圧化を余儀なくされ, 経済化を図る上で問題となっていた。また避雷管は反復使用による特性劣化があることから, これに代わる高耐圧雷サージ防護素子が望まれていた。今回, 以上の問題を解決するため, 高耐圧・高サージ耐量の半導体雷サージ防護素子を開発したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
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