フッ素樹脂 GI-POF の低損失スプライス
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概要
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プラスチック光ファイバは、石英系に比ベファイバ径が大きいため接続が容易で、安価なコネクタが使用可能であり、LAN、ホームネットワークに好適である。我々は、CH 結合を持たないパーフルオロの非晶質樹脂である CYTOPを用いて、可視光から近赤外まで低損失の GI 型光フアイバを開発した。製法は、CYTOP 樹脂をべースとし、その中心部に高屈折率ドーパントを添加してプリフォームを作成し、これを加熱処理によって外周方向に拡散させてGI型の屈折率分布を形成し、線引きを行う。屈折率分布は加熱処理条件によって広い範囲で制御することが可能である。今のところ最適化はまだ不十分だが、300〜500MHz・kmの帯域のファイバが得られている。ここでは実用上必須であるスプライスと、コネクタ接続時のファイバ端面の平滑化を、簡便に行う方法を検討したので報告する
- 1997-08-13
著者
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吉原 紀幸
旭硝子株式会社
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小金沢 光司
旭硝子株式会社
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吉原 紀幸
旭硝子(株)社長室(中央研究所駐在)
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小金沢 光司
旭硝子(株)社長室(中央研究所駐在)
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塚本 隆志
旭硝子(株)ルキナ事業推進部
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高野 芳伸
旭硝子(株)ルキナ事業推進部
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吉原 紀幸
旭硝子
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小池 康博(慶応義塾大学)
旭硝子(株)社長室(中央研究所駐在)
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大西 壮
旭硝子(株)社長室(中央研究所駐在)
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