Wireless DANによる対面コミュニケーション支援
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概要
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本稿では、新しいネットワークとして機器を持ち寄るだけでコネクションの設定を行うWireless DANを用いた、対面コミュニケーション支援について述べる。従来パーソナルコンピュータは、個人作業の効率化や個人情報の管理を目的に開発されていたが、最近では複数の人々の間で共同作業や情報の共有を支援するグループウエア、CSCWなどの技術が注目されている。グループウエアは、利用者が同時刻に同じ場所にいるかいないかという空間的特性により、対面型と遠隔地型に分類される。対面型グループウエアとしては、対面会議支援システム等が発表されているが、使用する場所の制約を受けており、いつでもどこでも対面コミュニケーション支援を受けることはできない。一方携帯情報機器は、ハードウエアに進歩と共に、高性能のCPU、大容量のメモリやHDを搭載したサブノートPCやPDAなどが発表され、いつでもどこへでも個人情頼を持ち歩くことが可能となった。この個人情報は今後、液晶ディスプレー、ペン入力、動画像圧縮技術などの周辺技術の進歩とともに、音声データや動画像データといったマルチメディア情報になっていくものと予想される。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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