連続メディアの知的ハンドリング
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概要
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マルチメディアがコンピュータで本格的に扱えるようになり,連続メディアという言葉が話題にのぼるようになった.連続メディアをめぐる当初の最も大きな関心事は,データ量の圧縮と再生時の同期であった.すなわち,音声や動画像を十分に圧縮して格納し,再生時には一瞬たりとも途切れることなく,また,ずれることなく実時間で再現することであった.これらの問題は,MPEG2のような動画圧縮技術の標準化活動,あるいはQuickTimeやVideo for Windowsを始めとするマルチメディアを意識したOSの開発や,ネットワーク環境の整備によって解決しつつある. これからの関心事は,より上位の抽象的なレベルでの同期に向かうと考えられる.抽象的な同期とは,ユーザがこれら連続メディア上で区切りと考える場所と,システムが区切りと判定できる場所を一致させることである.そしてハンドリングの手掛かりとして,どのようにユーザに提供できるかということである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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