知識メディアシステム
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概要
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マルチメディアの利用は各分野で急速に進んでいるが,マルチメデイアに対して知識処理を施した例はまだそれ程多くない.マルチメディアに対して処理をしなくてもそのままのデータをアプリケーションの中に取り込むことによって充分有効に生かされる.教育ソフトウェアで利用される自然界の画像や音,通信販売における商品情報等マルチメディアを利用することによって,従来では実現不可能であった臨場感溢れるサービスが一般ユーザに提供されるようになった.マルチメディアにおける知識処理の意味はマルチメディアデータをより簡単な取扱える手段を与えることにある.マルチメディアをシステムに取り込む時の課題は,従来の数値テキストデータに比べてデータ量が巨大であり,コンピュータのI/O性能を大幅に越えていることである.さらに大きな課題は,マルチメディアデータの生成に時間が掛かることである.画像理解や画像検索等を含むパターン認識の技術は前者に対応する知識処理の技術であるが,さらに後者のマルチメディアの生成を効率的に行う技術の開発も今後の発展には重要である.またマルチメディアの活用を支援する技術例えば,仮想世界の実現あるいはシミュレーション技術の開発が必須となる.ここではマルチメディアの生成に関連する技術と仮想世界の実現技術にについて紹介する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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