画質改善による低品質図面の効率的入力方式の提案
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概要
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既存の紙に描かれた図面をコンピュータ化する要望があるが,図面入力のコストを削減するための自動図面認識技術が適応できていない分野が多い.この原因は,図面の理解が困難であることに加えて,保存されている図面の品質が計算機入力に適さないことである.計算機入力を前提としないで整備されている既存の図面は,筆庄のむらや用紙の汚れなどにより,下地と線画の濃度差が低い傾向にある.また,線幅が細かったり,局所的に精緻な図面が多く,スキャナによる2値画像化が困難になっている.本論文では,このような低品質な図面を多値画像入力し,これを品質改善を行うことにより獲得した図面本来のものに近い2値画像を,図面認識システムに適用することにより図面入力時間を削減する効果があることを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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