マルチメディアデータベース遠隔共有サービスの現状と将来
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概要
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過去10年間に亙る、コンピュータの普及、高速大容量化、ISDNを含むネットワーク化の進展を背景に、マルチメディアデータベース(以下MMDB)の構築、検索、管理手法ならびにSQLのような言語による高速処理、遠隔地からの高速リアルタイムアクセスに関する研究が急展開しつつある。ここにMMDBは音声、数表・テキスト・文書等のデータ、静止画・動画等の画像情報から成るいわゆるコンテンツを集積し、相互に時間軸上で関連づけながら、所望の部分の一連の情報系列を遅滞なく利用者に配送するための情報源となる。一方、情報の遠隔共有は、複数の遠隔地点の利用者が同一情報源を共有し、利用者の要求に基づいて共有情報の一部を閲覧するのみならず、利用者相互の了解の下に積極更改する協調作業を含む。このような利用形態は、広義のデスクトップ形テレビ会議システム(以下DVC)やデスクトップ形文書会議システム(以下DDC)と、情報源の連結によって具体化しつつある。本論はDVCまたはDDCの情報源としてMMDBを想定、サービスの現状を分析し、ネットワーク構成を含めた今後の方向を考察する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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