小型・経済化に適したマルチフレーム監視方式の検討
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概要
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図1に示すように1つの上位装置に対しm台の下位装置が対向し、下位装置対応のm個のチャネルを多重化して情報の送受信を行い、さらに下位装置の試験装置も上位から制御するシステムにおいて、制御ルートの汎用性の面からm個の各チャネルの中に試験制御情報も多重する方式が検討されている。インテリジェント化された試験装置の制御は試験起動指示だけで良く、従ってマルチフレームに多重される情報数は少ない。本稿では、この様な試験装置における、多チャネル少情報のマルチフレーム監視回路の小型・経済化を実現する監視方式について述べる。これは、従来のマルチフレーム監視方式が、マルチフレームを構成するフレームビットとそれ以外のビットの監視回路を個別に設ける構成としており、非同期多チャネルを監視する場合、監視回路がチャネル数分必要となるので、ハード量が増加し、小型・経済化の面で適していなかったため、非同期多チャネル監視に適した監視方式の検討を行ったものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18