N-STAR衛星移動通信システムの構成と特徴
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概要
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インマルサットを初めとして、世界各国で移動体衛星通信のサービスが実用化されるとともに、今後の非静止衛星を利用したシステムの開発と相侯って、移動体衛星通信サービスはますます脚光を浴びようとしている。一方、地上系の移動通信サービスは、特に携帯・自動車電話の需要が大きく伸びてきているが、そのサービスは、都市部・主要道路等を中心に提供されており、山間、僻地等の地域ではサービスの提供が行われていない場所もあり、サービスエリアの拡大が望まれていた。また、沿岸を航行する船舶に公衆通信サービスを提供する沿岸無線電話(船舶電話)は、沿岸から約50kmのエリアをカバーしているものの、200海里の経済水域までをカバーするような、サービスエリアのさらなる拡大も望まれていた。N-STAR衛星移動通信サービスは、このような要望を背景に、通信衛星が広いサービスエリアを有するという特長を活かし、地上系の携帯・自動車電話サービスのエリア補完および、沿岸無線電話サービスの継承、エリア拡大を目的として開発されたものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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上田 隆
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
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上田 隆
NTT移動通信網株式会社
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上野 晋
NTT移動通信網株式会社
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歌野 孝法
NTT移動通信網株式会社
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上野 晋
株式会社nttドコモワイヤレス研究所
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歌野 孝法
Tt移動通信網株式会社
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