ワイヤレス環境におけるATMセルの誤り制御に関する検討
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概要
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ワイヤレス環境ではリンクのビット誤り率は動的に変化する。有線のATMと同様のQoS(Quality of Service)を保証するためには、回線品質の悪い場合においてもエラーフリーな情報を上位レイヤに渡せるような誤り制御を行わなければならない。このための方法として、無線のベースバンド信号の制御として、かなり強力な誤り訂正を用いることが考えられる。が、この方法は高い品質を要求しないようなアプリケーションに対しても無条件にビット誤り率の品質を上げることになり、オーバースペックとなって、全体の通信効率を低下させることになる。このために筆者らは、低いATMセル廃棄率を要求するコネクションのみに対して、AAL(ATM Adapation Layer)タイプ5においてセル単位の廃棄を補完する、Reed-Solomon(RS)符号を用いた誤り訂正方式の使用を提案している。今回、この方式がビット誤り率の比較的高い環境において有効に作用することを示し、その際の冗長セル数に関する検討を行う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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