多重バースト誤り訂正符号の構成と復号に関する研究
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概要
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ディジタル通信技術が一般化し計算機の高速化が著しい現状で、従来ハードウェアとして実現されてきた誤り訂正符号がソフトウェアとしても実現可能と考えられるようになった。通信路に発生する誤りは独立的ではなく、バースト誤りとして集中的に発生することが多い。このため、ディジタル通信を行なう上で特にバースト誤りの訂正が重要といえる。バースト誤りの訂正には、巡回符号がよく用いられているが、単一のバースト誤りを訂正できる巡回符号としてはFire符号が広く知られている。本稿では、Fire符号を一般化した多重バースト誤り訂正符号を計算機上で実現し、その能力を調べる。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18