ハイブリッド遺伝的アルゴリズムの配置問題への適用
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概要
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配置問題は、ある条件下で、モジュールの最適な配置状態を求める問題であり、一種の組合せ最適化問題とみなすことができる。この様な組合せ最適化問題を解くために、遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm、以下GAと呼ぶ)の適用が提案されている。GAは、生物集団の進化過程をモデルにしており、多点探索をおこなう。さらに、GAの並列性を利用した高速化を期待できる。また、探索範囲が広く、局所解に陥りにくいとされているが、解の局所探索能力は低いと言われている。また、組合せ最適化問題の一般解法のひとつにシミュレーテッド・アニーリング(以下SAと呼ぶ)がある。1980年代はじめ、Kirkpatrik,Gelatt & VecchiとCerny[1985]らにより、別々に組合せ最適化における焼きなましの概念が紹介された。本研究では、GAとSAを組み合わせたハイブリッドGAを配置問題へ適用し、その結果を報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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