レビューの推進によるフィールド品質の向上
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年のソフトウェア開発量の増大と、それに伴うプロジェクトの大規模化により、品質・納期・開発費に関する問題が数多く発生している。オムロン(株)EFTS統轄事業部でもこれまでにさまざまな解決への取り組みを行ってきている。特に1992年からはソフトウェアのプロセス改善を専任で行うSEPG(Software Engineering Process Group)を設置し、厳格なプロジェクト管理の実施や、ソフトウェア開発のプロセス改善を行ってきた。本稿では、ATM(Automatic Teller Machine)やPOS(Point Of Sales)などの開発プロジェクト、および一連の顧客対応改造プロジェクトの開発データを統計分析することで、レビューおよびソースコードレビューの効果を示し、品質向上に対する本活動の有効性を評価する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
-
新原 直樹
オムロン株式会社ソーシアル事業グループ開発・生産センタ
-
高木 徳生
オムロン(株)ソーシアルシステムズ・ソリューション&サービス・ビジネスカンパニー公共ソリューション事業部事業企画部インテグレーション課
-
高木 徳生
オムロン株式会社ソーシアルシステムズカンパニープロセス革新部
-
稲垣 勝巳
オムロン株式会社EFTS統轄事業部
-
稲垣 勝巳
オムロン(株)ソーシアル事業グループ開発・生産センタ
関連論文
- ソフトウェア開発における不具合発見履歴と最終品質の関係に対する統計的分析
- プロジェクトマネージャへのアンケートに対する因子分析に基づいたソフトウェア開発コスト推定モデルの提案
- フィールド不具合数を許容値以下に抑えるためのソフトウェアテスト工数の推定モデルの提案
- レビュー作業の質に着目したソフトウェア最終品質の推定
- ある企業におけるソフトウェアプロセス改善の効果に対する統計的分析
- ファンクションポイント法の組込/制御ソフトウェアへの適用可能性に関する一考察
- レビューの推進によるフィールド品質の向上
- 4ソフトウェア中心の大規模システム開発プロジェクト事例にみる成功要因と考察(ソフトウェア管理技術の最新動向を探る)
- ソフトウェア開発プロジェクトにおける開発計画の分析 : 品質, 生産性との関連性