宝石学ニュース
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概要
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この論文では, 従来の文献と比較して著者が新しいと考えた以下の宝石種について報告する。収録されているものは, 透明褐色でRIの高いアクチノ閃石, エメラルドグリーン色のスマラグタイト, 無色でFeをふくまない紅柱石と鉄に富む紅柱石およびFe・Mnをふくむ紅柱石でビリディンと呼ばれるもの, バスタム石とダイアスポアのカット石・エメラルドグリーン色のエカナイト, Fe含有量の高いザンビア産エメラルド, 明瞭な成長縞を示しかつ特異な多色性をもつザンビア産エメラルド,Lechleitner製合成エメラルド・スペサルタイトとパイロープのまじったざくろ石, V含有グロシュラライト, 宝石質ヘルデライトとケンメレル雲母, 透明なMn-斜ゆう簾石, 宝石質スカポライト, エメラルドグリーン色の藍晶石・亜鉛スピネル, 二色のリシャ輝石, 色変りを示すざくろ石, Feをふくむターフェアイト, サクソニヤ産黄色トパーズ, 低いR Iを示す電気石, 同じく高いRIを示す電気石, および新鉱物ショルスマッケライトと青緑色のゆう簾石である。
- 宝石学会(日本)の論文
- 1981-12-01