カーエレクトロニクスとASIC
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概要
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カーエレクトロニクスは、公害防止、燃費向上といった社会的要請と、エレクトロニクス技術の急速な進歩をもとに1970年代以降急速に発展してきた。パワートレイン制御および車両制御では、中心となるマイクロコントローラと多数のASICでECU(Electronic Control Unit)が構成されてきた。パワートレイン制御では、今後より強力なマイクロコントローラが使用されると予想される。車両制御では、マイクロコントローラのASIC化が進むと予想される。ボデー制御では、コスト面、大きさの制約から必要な入出力回路を全て集積化した特殊なマイクロコントローラが使用されてきている。多重通信ではラジオノイズ防止が課題である。マルチインフォメーションシステムでは、ゲートアレイを使用して小型化されている。今後とも「環境改善」「省エネルギー」「社会システムとの結合」「安全性」の為に、その基盤技術はエレクトロニクスであると期待されている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-08-19