マルチカラーTV用BiCMOS信号処理IC (<特集> アナログ・アナデジLSIおよび一般)

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概要

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• BiCMOSプロセスを用いて、全世界の放送方式に対応した安価なマルチカラーテレビ用映像信号処理ICを開発した。アナログ信号処理にデジタル技術を取り入れることにより、放送方式毎に必要だった専用フィルタや共振子などの高価な外付部品を削減することができた。内蔵フィルタも、制御系にデジタル技術を用いて、マルチシステム対応の合理的なフィルタ調整システムを構築している。またDDS(Direct Digital Synthesizer)技術と内蔵VCOのデジタル調整技術を導入することにより、従来2〜3個必要だった水晶振動子を1個に削減する手法を開発した。本ICシステムは多機能をI^2Cバスを用いて柔軟に制御できるので、多様なセット仕様に対しても回路基板の標準化を図ることができ、セット設計の生産性向上が可能になる。

• 社団法人電子情報通信学会の論文
• 1996-09-27

著者

• 村山 明宏

  (株)東芝マルチメディア技術研究所

• 鴨志田 巌

  (株)東芝家電技術研究所

• 中村 賢二

  (株)東芝半導体システム技術センター大船分室

• 早川 徳一

  東芝AVE(株)第二事業部

• 早川 徳一

  (株)東芝AVE MM開発事業所

• 高木 和喜

  (株)東芝半導体システム技術センター大船分室

• 明田川 時雄

  (株)東芝半導体システム技術センター大船分室

• 鴨志田 巌

  (株)東芝マルチメディア技術研究所

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