マルチビット電流モードによる100dBダイナミックレンジ、3V、22mW、シグマデルタDAC (<特集> アナログ・アナデジLSIおよび一般)
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概要
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電流モードによるマルチレベル-シグマデルタDAコンバータを開発した。この変換方式の特徴は、(1)シグマデルタ変換量子化器の出力レベルを電圧方向にマルチ化することによって、 3次64Fsで理論ダイナミックレンジ103dBを達成している。またジッタ耐性が大幅に向上する。(2)データローテーションという新しいダイナミックエレメントマッチング方法により、マルチレベルの課題である変換エレメントの相対誤差(1%)によるノイズを-110dB以下に抑制することができる。(3)変換エレメントに電流モードを使用し、デザインルール縮小によるアナログ部面積のスケーリングが可能である。0.6μm DPDMプロセスにより、フルスケールTHD+N=-90dB、D-Range=100dB(at3V、22mW)、デジタルフィルターも含めたコア面積は3.07mm^2を実現した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-27
著者
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落合 興一郎
日本テキサス・インスツルメンツ
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濱崎 利彦
日本テキサス・インスツルメンツ
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濱崎 利彦
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
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篠原 慈明
日本バーブラウン、厚木テクニカルセンター
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寺澤 斉
日本バーブラウン、厚木テクニカルセンター
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落合 興一郎
日本バーブラウン、厚木テクニカルセンター
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平岡 雅也
日本バーブラウン、厚木テクニカルセンター
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金山 英樹
日本バーブラウン、厚木テクニカルセンター
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濱崎 利彦
日本バーブラウン、厚木テクニカルセンター
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