問題解決における言語的符号化の検討
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概要
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本研究では、問題解決における言語的符号化を、ロンドン塔課題を用いて検証した。言語的符号化を伴う処理に干渉する構音抑制を副課題として被験者におこなわせ、主課題の成績が低下するかどうかを調べた。すると、目標状態に到達するまでの手数はプラニング(先読み)時間に影響を与えたが、構音抑制によってプラニング時間は干渉を受けなかった。これらの結果より、ロンドン塔課題においては言語的符号化に基く処理は中心的役割を果たしてはいないことが示された。
- 2002-05-20
著者
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