脳イメージング技術の聴覚・音声・言語研究への貢献
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概要
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ヒト脳の機能を解明する手法として、脳波(electroencephalography:EEG)、脳磁図(magnetoencephalography:MEG)、陽電子断層撮像法(positron emission tomography : PET)、機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging : fMRI)等の脳機能イメージング技術が確立し、それぞれの特徴を生かした研究が近年盛んに行われている。本講演ではまず、各手法の特徴(長所・短所)を概観し、ATR脳活動イメージングセンタで導入したfMRI装置の脳機能イメージング研究における役割を明確にする。つぎに、聴覚・音声・言語分野における脳機能イメージング研究の成果を当センタのfMRI装置利用の研究から紹介する。最後に、聴覚・音声・言語分野の脳イメージング研究をfMRI装置利用により推進する上で今後解決されるべき問題点、ならびに脳研究支援の中で当センタが担うべき役割について述べる。
- 2002-10-18