グラフ上の不動点問題に対する消去型解法の構造
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概要
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オペレーションズリサーチ分野で研究されてきた最短路問題や,コンパイラ理論で月究されてきたデータフロー解析に代表されるグラフ上の多くの問題を,不動点問題として統一的な枠組みで論じることができることが知られている.本論文は,この問題に対する消去型の解法を論じたものである.まず問題を統一的に定式化し,それに対する消去型の解法を,消去順序とそのグラフ的な意味から2種類に分けて論じる.一つは上三角行列に木構造を保持するものであり,もう一つは極大無閉路グラフを保持するものである.前者は,特に簡約可能グラフに有効な既存の解法であるが,それを新しい視点から位置づける.後者は,新しい提案であり,簡約不可能グラフにも適用可能で,実用性のあるものと言える.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-04-25
著者
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