格表現を伴う日本語文から手話への格構造に基づいた翻訳システム
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概要
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手話では, 文章を表出する際に単純に手話単語を並べるのではなく, 空間上に人, もの, 場所などを配置し, 手話動作の表出位置や方向性により, 動作主や対象, 動作の始点, 終点などの意味的関係を表現しており, これは手話を学習する際にも非常に重要な特徴となる. 本論文では, 学習者が望む日本語文に対する手話動作の空間配置を考慮した手話文を提示することのできる, 手話教育支援システムとしての日本語から手話への翻訳システムについて検討する. 但し, 本システムでは入力となる日本語文の格構造を解析する処理部を実装していないので, システムへの実際の入力は日本語文とその格構造解析結果が必要となる. 本論文では, まず, 手話動作を手の形と局所的な動作を表す局所的形態, 手先の移動を表す移動形態の組合せで表記し, 移動形態のもつ表出位置や始点, 終点のスロットに空間位置を代入することにより手話の空間配置が行われるとモデル化する. 次に, このモデルを用いて, 日本語文およびその格構造解析結果から空間配置を考慮した手話文への変換, 表示を行う方法を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-02-25
著者
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