疑似位相整合導波路形SHG素子
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概要
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次世代超高密度光記録媒体の記録再生用短波長光源として,近赤外半導体レーザから青色レーザ光を得る疑似位相整合方式(QPM方式)の光導波路SHG素子が有望視されている.光源として十分な出力を得るためには,SHG素子においていかに高い周波数変換効率を達成させるかが課題となっている.QPM方式でこの課題の重要な鍵を握っているのが非線形光学定数の符号の周期的な反転技術である.QPM方式の光導波路SHG素子に用いられる非線形光学結晶はほとんど強誘電体であり,その自発分極の向きを反転させる,いわゆる分極反転により非線形光学定数の符号の反転を行っている.我々は,ニオブ酸リチウムを用いた素子において外部電界印加法によりQPMにとって極めて理想的な周期反転構造を形成することに成功し,600%/W・cm^2に達する変換効率を実現した.本論文では,種々の分極反転方法を紹介し,ニオブ酸リチウムに外部電界印加法により分極周期反転構造を形成したQPM方式光導波路SHG素子について説明する.
- 1994-05-25
著者
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渡辺 健次郎
ソニー株式会社コアテクノロジ-&ネットワークカンパニーコアテクノロジー開発本部
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山口 恭司
ソニー株式会社総合研究所磁気技術研究部
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山田 正裕
ソニー株式会社総合研究所磁気技術研究部
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名田 直司
ソニー株式会社総合研究所磁気技術研究部
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斉藤 真樹
ソニー株式会社総合研究所磁気技術研究部
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渡辺 健次郎
ソニー株式会社コアテクノロジ-&ネットワークカンパニーコアテクノロジー開発本部
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渡辺 健次郎
ソニー株式会社総合研究所磁気技術研究部