MMSE基準フィルタを用いたUWB-IR通信における干渉除去と等化(移動通信ワークショップ)

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概要

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次世代の高速無線通信としてUWB-IRが注目を浴びている.しかし, ハードウェアの周波数特性やマルチパスによる波形歪み, 及び, 遅延広がりが送信ビット間隔を超えることによる, ISI等によって特性が劣化する.本稿では, MMSE基準に従う適応的なフィルタを用いて, ISIによる干渉を除去できることを示す.さらに, 遅延波を有効に活用するために, 受信側に複数のMMSEフィルタを設置し, 出力された信号を合成することにより, 演算量を抑えつつ特性の改善が図れることを示す.また, MMSEフィルタはISIのみではなくCCIの抑圧も可能であるため, このことを活用したMIMO環境への適用も示す.本検討ではこれらの手法の有効性を計算機シミュレーションによって行った.その結果, 遅延波の電力を効率よく活用するためには, フィルタに用いる次元を適度に抑え, 複数フィルタを設置し, その出力を合成することが有効であることが分かった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-02-23

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