下りOFDM無線アクセスにおけるパイロットチャネルの最適化及び4段階セルサーチ法とその特性(ブロードバンド無線アクセス技術, IPをサポートする無線アクセス技術, 光無線システム, 無線通信一般, およびRCS/CS各研究会一般テーマ)

概要

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本報告では, 下りリンクの無線アクセス方式に, OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を適用した場合のセルサーチ法として, 1シンボルの共通パイロットチャネル(CPICH : Common Pilot Channel)を用いるセルサーチ法を提案する.提案方法では, 第2段階において隣接サブキャリアの相関を取得することにより, フレームタイミング検出及びスクランブルコードグループ(SCG : Scrambling Code Group)同定を行う.計算機シミュレーションにより, 2シンボルセルサーチ法の特性と比較した.CPICHが1シンボルでも, 第2段階の平均化フレーム数を2フレーム以上にすることで, 同等の性能が得られることがわかった.また, Δf耐性については, 2シンボルセルサーチ法に比べてセルサーチ確率90%以上を満たす所要Δfが約2.6倍改善することがわかった.また, フレームタイミング検出とSCG同定を分割して行う4段階セルサーチ法を適用することで, 性能を劣化させずに, 演算回数を35%程度に削減できることを示した.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-01-19