アレーアンテナを用いた可変ゾーン構成システムの基礎的検討
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概要
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周波数有効利用ための1方策として,可変ゾーン構成システムを提案する.提案システムでは,移動局の集合状况に応じてアダプティブにゾーンの形状を変化させ,トラフィックを均一化させる.これにより,各ゾーンで周波数が均一に使用されるため,周波数の有効利用が実現可能となる.本報告では,円状に配置した8素子アレーアンテナを用いて,移動局の位置に応じて適切に形状?変化させる指向性パターンを求める.次いで,提案システムを用いてゾーンの構成を行い,従来のオムニセルによる固定ゾーンと比較して,同一CIR(carrier-to-interference ratio)でゾーンのエリアを拡大し,かつ同一周波数が使用できるゾーンを近接させることが可能となることを示す.この結果,1基地局あたりの割り当て周波数を増加させることが可能となるため,周波数の有効利用が図られることを述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-29
著者
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