マルチメディア移動無線システムのアーキテクチャについての一考察
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概要
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普及著しい携帯・自動車電話とは別に, 従前は特殊な分野, 例えば列車や工事車両との通信が主であった路車間通信が, マルチメディア化の進展により適用範囲を拡げつつある. マルチメディア路車間通信型システムが取り扱う情報コンテンツは多様ではあるが, 大きく分類して高速情報処理が必要な部分, 透明通信が必要な部分と情報新鮮度の必要がある部分とがある. これらを満足するシステムにはデジタルな映像の取り込みと大略1.5Mbps以上の高速無線伝送路が必要であり, 準マイクロ波帯以上の電波による直接波中心(低干渉波)のシステムが必要となり, 映像を含む放送モード, 不平衡双方向通信, 平衡双方向通信の各モードを備えたマルチメディア情報通信が望まれる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-01-26