時間ダイバーシチを利用したキャリアスリップ補償法のヘリコプタ衛星通信への適用

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概要

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へリコプタ衛星通信のように一定周期で受信レベルが落ち込む伝送路に時間ダイバーシチを適用すれば有効なダイバーシチ効果が期待できる。へリコプタ衛星通信における伝送路は低CN比で、かつ周期的に受信レベルが落ち込む伝送路であるため、同期検波時にキャリアのサイクルスリップが多発し、ビット誤り率特性が劣化する。今回、へリコプタ衛星通信に時間ダイバーシチを適用した場合について検討し、さらに、キャリアスリップによるビット誤り率特性の劣化を補償するため、時間ダイバーシチを利用したキャリアスリップ補償法を提案した。その結果、本方式は従来方式と比べて良好なビット誤り率特性を得られることがわかった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-11-14

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